fc2ブログ
こどもの心を守ろう!!ブログ
こどもを責めないでください。 そのことをきちんと教わっていないのですから。 親を責めないでください。 誰よりも苦しんでいるのですから。 教育、子育てを応援するブログ。

プロフィール

千葉孝司

Author:千葉孝司
ピンクシャツデーとかち実行委員会
発起人代表
十勝ライフスキル教育研究会代表
著書
教師力ハンドブックシリーズ「不登校指導入門」明治図書2014
「いじめは絶対ゆるさない 現場での対応から予防まで」学事出版 2013
「先生と親に贈る いじめ・不登校解決のメッセージ」学事出版2007
共著
教師力シリーズ「THE説得~生徒指導編」「THE説得~学級指導編」明治図書2015
メディア出演 TBSニュース23 等



最新記事



最新コメント



最新トラックバック



月別アーカイブ



カテゴリ



検索フォーム



RSSリンクの表示



リンク

このブログをリンクに追加する



QRコード

QR



ピンクシャツデー・イブ

いよいよ明日はピンクシャツデー。
本日の十勝毎日新聞にうれしいニュースが!
831980_sum240.jpg

 【幕別】カナダ発祥の世界的ないじめ反対運動で、今年から十勝でもイベントが開かれる「ピンクシャツデー」(27日)に合わせ、白人小学校(山田洋校長、児童289人)の児童会が、全児童にピンクのシャツや小物を身に着けるよう呼び掛けている。

 「いじめのない学校にしたい」と、後期児童会(小野田愛良会長、紺野友希江副会長、大留れい副会長、濱道悠太郎書記、川上歩夏書記、近藤柊書記)はいじめ防止運動に取り組み、昨年12月から毎週木曜日の朝、児童玄関前に「いじめをゼロに」「友達と仲良く」と書いたのぼりを立てて啓発を行ってきた。

 児童会の担当教諭からカナダ発祥のピンクシャツデーについて教えてもらい、役員全員で話し合って参加を決めた。「児童会だより」や全校集会を通じて周知。27日は役員が率先してピンクのパーカーや髪留めなどを身に着けて登校する。

 川上さんは「防止運動に取り組んでからいじめがなくなったという声を聞く」と話し、濱道君は「他の学校や地域にもピンクシャツデーが広がって、毎年続けてほしい」と願う。小野田会長は「ピンクのシャツを着ていじめられた男の子を仲間たちが守ったように、思いやりのある学校にしたい」と話している。

 カナダでは毎年2月の最終水曜日を「ピンクシャツデー」に定め、いじめをなくすためのアピール活動が展開される。2010年現在、世界75カ国に運動が広がっている。(酒井花)



今日はFM-JAGAの栗谷昌宏さんの番組「パイルドライバー」に野澤委員長とともに出演。
明日のピンクシャツデーとかちのアピールをしました。
SN3G0621.jpg

スポンサーサイト




伝えたい いじめNO (6) 詩人 作家 ・中園直樹さん

830954_sum240.jpg

世界中に仲間がいるよ
 「肉食獣は強い相手には襲い掛からず/草食獣は群れることや逃げ足で/ぼくらも自分の個性に合った/身を守る力を身を守る術を/弱肉強食の学生時代を生き延びるために」

 自らのいじめ被害体験に基づく中園さんの詩「本能」からは、息が詰まるほどの孤独感が伝わる。「いじめはさまざまな犯罪の集合体。いじめ克服とは、犯罪から自分で自分の身を守れるようになること」

 デビュー小説「オルゴール」の読者からのメールで知ったピンクシャツデー運動。2年前から自身のサイトなどで紹介している。共感したのは個人の力だけではなく、周囲が立ち上がり社会を動かす手法。「数の力による明るくおしゃれな運動で社会の雰囲気が変われば、いじめの数も減るはず」と期待を込める。

 「日本では『いじめは外国にない』『被害者も悪い』という迷信が根強い」と指摘。「迷信が消えないうちに子供たちが少数で運動に加われば、逆に被害に遭いかねない」と懸念も抱くが、「運動は75カ国に及んでいる。いじめは日本だけではないということ。人間不信に陥った被害者が『世界中に仲間がいる』『世界中が行動している』と思えるのは大きい」と説く。

 ふと、「ピンクシャツデーがバレンタインデーのように定着したら」と問うと、「運動から身を引くかも。最大の関心は被害者の命を自殺から救うこと」。いじめによる悲劇が後を絶たない現実を直視しつつ、「知られていない事象(運動)を広めるには詩や小説、音楽など芸術と結び付けるのが効果的」と、自らの役割も認識する。「来年は全都道府県での展開が目標」と力を込めた。(おわり、岩城由彦)

伝えたい いじめNO (5) 星槎国際高校帯広キャンパス・柳澤さん、北山さん

830728_sum240.jpg
星槎国際高校帯広キャンパス生徒
 柳澤咲さん(18)(左)
 北山紗智乃さん(17)

 北海道初となるカナダ発祥のいじめ反対運動「ピンクシャツデーとかち」(27日午後7時・帯広市内とかちプラザ)開催まで1週間を切った21日、放課後も教室に残り、親指大の粘土人形を動かしながらデジカメで熱心に撮影する2人がいた。

 いじめを受けた経験などから小・中学校時代に不登校になったり、高校中途退学者が多く通う星槎国際高校帯広キャンパス(森実さとみキャンパス長、生徒60人)は、ピンクシャツデーとかちに全面的に賛同し実行委に加わる。2人はイベント当日に披露する粘土人形の動画アート「クレイアニメ」の制作と、音楽に合わせて即興で絵を描く「ライブアート」の準備に大忙しだ。

 小学校時代、モップのごみを掛けられるなどいじめを経験、中学校で不登校になった柳澤さんは「いじめ反対運動なんて、どうせ偽善者が考えること」と初めは冷めていたが、ピンク色を身に着けて行動で示すピンクシャツデーの取り組みを調べるうちに、「ピンクのイメージが大きく変わりました」と笑顔を見せる。

 北山さんは「人よりゆっくりのペースの自分は、中学校時代は厳しかった。星槎は自分のペースで勉強ができて、いろいろなことにチャレンジさせてくれるのが楽しい」と、大好きなアートの道を突き進む。クレイアニメの完成度にも並々ならぬこだわりを持つ。「正直、プレッシャーは大きい。でも頑張ります」とはにかみながら、ぎりぎまで編集作業に臨む。

 そんな2人を優しいまなざしで見守るのが友人の太刀川美咲さん(17)。当日は帯広キャンパスからも大勢の生徒が結集する。(酒井花)


伝えたい いじめNO (4) 帯広コア・苅谷優作さん、三浦士さん

830549_sum240.jpg
帯広コア専門学校学生

 苅谷優作さん(19)

 三浦士さん(19)

 いじめられた男子生徒を守るために、仲間が生徒と同じピンク色のシャツを着て「いじめNO」と訴えた、カナダ発祥の運動「ピンクシャツデー」。ピンクシャツデーとかちの実行委員で帯広コア専門学校の畠山晴美教頭から「手伝ってみない」と声を掛けられ、ポスターを共同で作成した。

 2人は、高度情報システム科1年に在籍。「将来は情報技術を生かして、地域貢献に役立ちたい」と考えていた2人にとって、初めての“仕事”になった。苅谷さんがデザイン、三浦さんが技術を担当し、「授業では味わえない貴重な経験になった」という。

 苅谷さんは自宅で熱心にピンクシャツデーの歴史を調べ、「世界では何カ国にも広まっているのに、なぜ知らなかったのだろうか。日本ではどうして取り組まなかったのだろうか」と疑問に思うほど、いじめはNOと分かりやすく伝える素晴らしい内容に感動した。

 ポスター中央にピンクシャツを配し、「十勝にも広がるように」(苅谷さん)と緑の大地をバックにした。「当日足を運べなくても、ポスターを見てピンクシャツデーに関心を持ってもらいたい」(同)。そんな願いを込めた。

 三浦さんは「駄目なものは駄目と訴え何よりも一人でも多くの人が行動することが大切だ」と、制作を通じて実感した。

 27日午後7時から、帯広市内のとかちプラザで開かれるピンクシャツデーとかちに2人は「行動の一歩」として参加し、インターネットの動画共有サービス「Ustream(ユーストリーム)」でイベントの様子を世界に発信する。(酒井花)


[続きを読む]

伝えたい いじめNO (3)帯広市PTA連合会監査・保前明美さん

830225_sum240.jpg
駄目と言える大人に
 「『いじめられる側にも問題がある』とは、親たちが必ずといっていいほど言う言葉。大人が子供をフォローしなくて、いったいだれが助けてあげることができるのでしょう」。思わず力が込もるのは、傍観者になりきっている大人たちへのいらだちがある。

3人(20歳、16歳、12歳)の子育てだけではなく、放課後の児童の居場所をつくる緑丘小の「みどりっこクラブ」の活動を通じ大勢の子供たちを見て「いじめる側も受ける側も、感覚がまひしている」と感じる。子供たちは簡単に「うざい、消えろ、死ね」という言葉を使うという。

 小学6年の二女に買い与えた、友人との通信機能が楽しめる携帯ゲーム機。何気なく除いた画面に、特定の仲間を除外するような会話のやりとりに衝撃を受けた。「ものすごく怒った。なるべく感情的にならず、いけない理由や傷付いた友達の気持ちが分かるように説明した」という。

 インターネットを使った書き込みなど、子供たちのいじめは見えにくく、陰湿になっている。「だからこそダメなものはダメときちんと言える大人でありたい」。子供たちへの人一倍の愛情は、3人の子が生まれる前に、つらい体験を重ね、命の重たさを知るからだ。

 市P連は昨年10月、「いじめを絶対に許さない」とするアピールと、いじめをなくすための意見を募るホームページを開設した。カナダ発祥のいじめ反対運動「ピンクシャツデーとかち」にも賛同し、共通する取り組みとして同とかちの実行委員に加わることを決めた。「ぜひこの運動を多くの親、大人に知らせたい」と日々、PRに奔走する。(酒井花)



伝えたい いじめNO (2) 実行委員長 野澤美穂さん 

829091_sum240[1]


傍観者から一歩踏み出す

 カナダ発祥のいじめ反対運動「ピンクシャツデーとかち」発起人代表の千葉孝司教諭(西陵中)から「実行委員長をやってくれませんか」と持ち掛けられたのは、歌い手としてテーマ曲の収録に臨んだスタジオでだった。

 「私で良ければ」。一呼吸置いたが、即答した。千葉教諭は中学校2、3年時の副担任。相手の立場になって傾聴するピア・サポートの授業などを通じ、信頼を寄せていた。高校の仲間とつくるバンドのボーカルを務める縁で、テーマ曲を歌うことになったが、自分自身もいじめについて思うことがあり、大役を引き受けた。

 小・中、高校時代を通じて「いじめの被害者、加害者、傍観者いずれも経験がある」と素直に語る。高校では、友人とのトラブルに傷つき、悩んだこともあった。当日、歌う予定のもう一つのオリジナル曲「僕らは君のそばにいる」の歌詞の一節「いつも強がりのおどけたしぐさ 無理はもうやめて」に特に共感する。

 「度が過ぎた悪ふざけなのに、『笑っておどけているから』と言って、周りも済ませてしまう。知り合いには『いじめなんて本当にあるの』『本人の問題なんじゃない』と言う人もいる」と憤る。周囲のいじめに対する無関心さを、変えていきたいと考えている。

 高校生の自分がいじめ反対運動の先頭に立つことで、関心を示してくれる友人も増えている。「自分自身、傍観者でいることが多かったので、一歩を踏み出し、ここから変えてきたい」と決意を語った。(酒井花)

 テーマ曲「ピンクのシャツであふれたら」 発起人代表を務める千葉さんが作詞。下音更小教頭の高瀬悟史さんが作曲。2月27日午後7時から、帯広市内のとかちプラザで開く「ピンクシャツデーとかち」で披露する。野澤さんがボーカルを務め、千葉さんがドラムス、高瀬さんがギターを演奏。会場でCD(2曲入り)を500円(ピンクシャツデーの缶バッジ付き)で販売する。

伝えたい いじめNO (1)

十勝毎日新聞でピンクシャツデーとかちの連載記事がスタートしました。

以下新聞記事より


カナダから始まったいじめ反対運動「ピンクシャツデー」。この運動を広めようと、有志が中心になり北海道初のイベント「ピンクシャツデーとかち」(実行委主催)が27日午後7時から、帯広市内のとかちプラザ大集会室で開かれる。運動に携わる人々を紹介する。

「絶対だめ」大人から発信
 「全国的に問題となるいじめ問題は10年おきに繰り返されてきたが、大津は10年たたずして起きた。過去の事件の全ての要素が含まれ、より暴力的になっている」と、滋賀県大津市の中2男子生徒いじめ自殺事件を分析する。

 20代後半の頃、赴任先の不登校の子供と向き合ううちに、人間関係で傷ついていることを知り、いじめ問題に真剣に取り組んだ。市教委のいじめ・不登校対策部会の一員として啓発活動に取り組んできたが、「二度と悲劇を繰り返さないために今立ち上がるべきだ」と奮い立った。そんな時に出会ったのが、老若男女がピンクのシャツを着て明るい笑顔で「いじめNO」と訴える、カナダ発祥の運動「ピンクシャツデー」だった。

 自身のブログで「十勝でも開きたい」と書き込んだら、日本で初めてこの運動を紹介した詩人・作家の中園直樹さん(東京在住)から連絡があり、交流が始まった。自身の講演先などで地道にPRすると、賛同の輪が広がり、当日は歌あり、パフォーマンスありのユニークな内容になりそうだ。

 「日本は、被害者にも問題があると善悪をあいまいにする。黒人差別や奴隷差別、男女差別が運動を経て変わっていったように、社会の常識を変えたい」と言う。そのために「変わるのは大人しかいない」と強く訴える。ピンクシャツデーとかちは「いじめは絶対にいけない」と大人から発信するまたとない機会。「十勝発のイベントが、北海道のいじめ反対運動のけん引役になる」と信じて活動する。(酒井花)

<ピンクシャツデー>
 2007年、ピンクのシャツを着て登校したカナダの男子生徒が「ホモセクシュアル」といじめを受けた。それを知った、2人の男子生徒が「ピンクシャツをみんなで着よう」と町中のピンクシャツを買い求めて呼び掛けたところ、翌日の学校はピンクのシャツや小物を身に着けた生徒であふれた。カナダでは毎年2月の最終水曜日にアピール活動が展開され、世界75カ国(10年現在)に広がっている。

828612_sum240[1]


チラシ CD完成!

130213_1523~02
130214_1853~01
130213_2221~01

たくさんの人のご協力のもと
着々と準備が進んでいます。

月刊生徒指導3月号

月刊生徒指導3月号の
「ノックオン・ザ・ドア~著者を訪ねて~」のコーナーに
「いじめは絶対ゆるさない」の記事が掲載されました。
タイトルは「過去を教訓とすれば多くの命は救える」です。

興味のある方はどうぞ!ノック


2月研修
こちらは先日のいじめ研修のパワーポイント最終ページです。


「詩と熱い雪」 返詩

詩人・作家の中園直樹さんが
ピンクシャツデーとかちを
詩にしてくれました。

詩と熱い雪
それでは返詩を書きましょう。
推敲もしていませんが。


「雪玉」

一人の詩人を知る
ネットには
一つの活動に精力的に生きる姿が浮かぶ

いや違う
彼は死に場所を見つけたのだ
僕はピンとくる
だから彼は何者をも恐れない
たった一人でも

雪の坂道に石を転がすと
雪玉になる

その清らかな丸みの中にあるものは
とがった固い悲しみだ

たとえ砕けてもいい
雪玉よ
その子を救え!