fc2ブログ
こどもの心を守ろう!!ブログ
こどもを責めないでください。 そのことをきちんと教わっていないのですから。 親を責めないでください。 誰よりも苦しんでいるのですから。 教育、子育てを応援するブログ。

プロフィール

千葉孝司

Author:千葉孝司
ピンクシャツデーとかち実行委員会
発起人代表
十勝ライフスキル教育研究会代表
著書
教師力ハンドブックシリーズ「不登校指導入門」明治図書2014
「いじめは絶対ゆるさない 現場での対応から予防まで」学事出版 2013
「先生と親に贈る いじめ・不登校解決のメッセージ」学事出版2007
共著
教師力シリーズ「THE説得~生徒指導編」「THE説得~学級指導編」明治図書2015
メディア出演 TBSニュース23 等



最新記事



最新コメント



最新トラックバック



月別アーカイブ



カテゴリ



検索フォーム



RSSリンクの表示



リンク

このブログをリンクに追加する



QRコード

QR



中園さんの詩「サンタさんへ」に捧げる詩

前々回に掲載した中園さんの詩「サンタさんへ」に捧げる詩を書いてみました。
なんと中園さんがイベントで朗読してくださるそうです。


「目覚まし時計」

一人の少年が夢を見た
彼を追いかける
獣の目をした
たくさんの少年たち

一人の少女が夢を見た
彼女が話しかけても
氷の目をしたままの
たくさんの少女たち

夢の中で少年はふるえ
夢の中で少女は涙を流す

やがて
夜が明け
少年はため息をつき苦笑いをする
やがて
朝が来て
少女は「こわかった」と枕を抱きしめる

でも
夢から覚めても
少年はまたふるえだし
夢は終わったのに
少女はまた涙を流す

たくさんの少年少女たちと
たくさんの大人たちが
目を覚まさなければ
悪夢は終わらないのだ

クリスマスから
およそ二か月
サンタさんがこっそり世界中にしかけた
ピンクの目ざまし時計が
一斉に
鳴り始める


スポンサーサイト




教職研修

昨日は芽室町のPTA連合会でお話いたしました。
グループ協議で会場一杯でいじめ防止について
熱心に話し合いをする姿は圧巻でした。
本日は鹿追町のPTAでのお話です。

さて原稿の掲載のお知らせです。
教職研修12月号
特集「地道に『いじめ』対策を見直す」に、いじめアンケートについてよせています。

教職研修

興味のある方はこちら

中園さんの詩 「サンタさんへ」

中園直樹さんの詩を紹介します。
当時のことを思い出し、また当時と変わらない現在を思い、とても心に残る詩です。
中園さんの了解を得て掲載します。


『サンタさんへ』

もうすぐ
自殺した人が地獄に行くという
キリスト教の「聖夜」がやってくる

街はイルミネーションや
浮かれ騒ぐ人々であふれ

けれど
今年二〇〇六年
次々と自殺していった彼ら
生きていたときも地獄
死んでも地獄

サンタさん
あの子たちの元へ
クリスマスプレゼントに
天国への切符を届けてもらえないかな
神様に黙ってこっそりと

神様と違って
あなたは子供たちの味方でしょ?

 *『鎮魂詩四〇四人集』(コールサック社)2010年8月15日発行


中園直樹さん

2011年2月から
ピンクシャツデーを日本に普及し続けている作家・詩人の中園直樹さんからメールを頂いた。
中園さん自身、被害経験・自殺未遂体験・克服体験を「小説」や「詩」という形に昇華して作品化、出版しているそうです。
中園さんの公式HPはこちら
ピンクシャツデーの情報もあります。



ネクタイはピンクです

11月10日付け十勝毎日新聞より


katimai1110.jpg

帯広市家庭教育学級中学部主催の講演会が6日、市保健福祉センターで開かれた。
いじめ・不登校の解決に向けた研究を進める帯広西陵中の千葉孝司教諭が
我が子がいじめにあったらどうするかをテーマに話した。要旨を紹介する。

ということで掲載されました。ネクタイはピンクです。
要旨の要旨を紹介します。

我が子がいじめに遭わないために一番にやることは
いじめをしない子供にすること。人間には力の欲求があり、
それが満たされないと自分以下を決めて欲求を満たす。
いじめをする人間は哀れな人間だ。
自分は価値のある人間だという自己評価が大切だ。大人がマイナスな言葉をかけると子供自身の評価が下がる。

我が子がいじめに遭った時のNGワードは
「そのくらい気にするな」「やられたらやりかえせ」「自分にも悪いところがあったんじゃないの」
子供のつらい気持ちを100%受け止めてほしい。

いじめはしてはいけないというルールづくりが大切だ。
帯広市ではいじめ防止啓発資料「あつとほおむ」小中全学級分配布している。
クラスのルールとして頭文字を「あつとほおむ」として、加害者、傍観者、被害者それぞれに向けて呼びかけている。これを小さな時から習慣化させることだ。

市P連はHPでいじめ撲滅の意見を募っている
大人がいじめは駄目という発信ができれば子供に抑止が効く。大人が発信することが大切だ。
カナダは毎年2月の最終水曜日にいじめ撲滅を願ってピンク色のシャツを着る
ピンクシャツデーを設けた。
帯広の大人たちはいじめをなくすために本気で取り組んだということを
子供や孫に言えるような、まちをつくれたらいいと願っている。



ピンクシャツデー

カナダの学生がピンクのポロシャツを着て登校したことがきっかけでいじめにあう。
それを聞いた先輩がピンクのTシャツを買い集め、友人に着ていくことを呼びかける。
すると、それよりはるかに多くの生徒がピンクのシャツや小物を身につけ登校した。

これがきっかけで2月の最終水曜日はピンクシャツデーとして
いじめ反対運動としてカナダだけでなく世界に広がっている。

いじめでは被害者側は少数勢力に追い込まれる。
その中で抵抗する力が奪われ、ますますいじめはエスカレートする。

ピンクシャツデーの運動では
いじめを許さないという圧倒的多数の声によって
いじめを封じ込めることが出来る。

地元でピンクシャツデーのイベントを開催しようと思う。

ピンクシャツデー公式サイトはこちら


家庭教育学級で

昨日は地元の家庭教育学級で
「我が子がいじめにあったらどうする」というテーマで講演をする。
ここでお話するのは2年ぶり。熱心に耳を傾けてくれた。

カナダ発ピンクシャツデーについてふれ
いじめをなくすには社会を変える必要があると訴える。


nhk.jpg

夏の教師向けの内容に続いてNHKさんに放映していただいた。
ありがとうございます。